世界遺産で米作り 平地域づくり協議会

平地域づくり協議会

世界遺産で米作り

2024/07/03



日本の棚田遺産

相倉集落は、国道304号線相倉口からほど近く、平成7年12月にユネスコの世界遺産として登録された国指定史跡の文化財保存地区です。この地区は、県内でも珍しい石積み畦畔に囲まれており、合掌集落とともに非常に美しい景観を形成しています。

棚田の保存と活性化

平成11年に選定された「日本の棚田百選」から20年が経過したことを受け、より一層の棚田地域の活性化や農業・農村に対する理解の促進を目的として、「つなぐ棚田遺産~故郷の誇りを未来へ~」が実施されました。富山県からは相倉集落を含む5地区が選ばれています。相倉集落の棚田は「日本の原風景がかおる世界遺産合掌集落の棚田」として評価されました。

棚田の課題と対策

長年の風雪による石積み畦畔や農業用水路の老朽化、高齢化による担い手不足により、耕作放棄地が増加する傾向にあり、これが景観を損なう一因となっています。これを受けて、里地棚田保全整備事業を実施し、維持管理の軽減を図るとともに、休耕田対策を進めています。また、地区住民の意識も変化し、休耕田を増やさないだけでなく、耕作放棄地の復旧に努めるなど、棚田保全に向けた取り組みが行われるようになっています。

地域の取り組みと米作り

現在、(財)世界遺産相倉合掌造り集落保存財団を中心に、水田の耕作やコスモスの植栽などを通じて景観の保全が図られています。特に米作りは、地域の伝統と文化を守るための重要な活動の一環として行われており、美しい棚田風景を未来に伝えるために地域一丸となって取り組んでいます。この米作りには、全国から募集している棚田オーナーと地元ボランティアが参加しており、地域外からの支援と地域住民との協力により、棚田の維持と活性化が進められています。

棚田オーナーとは?

参加者は世界遺産にある棚田1区画を1年間オーナーになることができます。
年に2回、田植え(4月17日)と稲刈り(9月14日)を昔ながらの手作業で体験できます。

秋には収穫祭(11月9日)をして、収穫された世界遺産米をご自宅までお届けいたします。
場所 南砺市相倉集落

2024-04-17

2024-09-14

2024-11-09



南砺市 地域づくり協議会 なんと未来支援センター


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